ツピダンサス カリプトラタス (シェフレラ ピュックレリ)
ツピダンサス “ゴールデンキング”
今回は観葉植物を知るシリーズ、
久しぶりにシェフレラ更新します。
名称 シェフレラ ピュックレリ (旧学名 ツピダンサス カリプトラタス)
和名 インドヤツデ
学名 Schefflera pueckleri 旧学名 Tupidanthus calyptratus
科名・属名 ウコギ科シェフレラ属 非耐寒性常緑高木
原産地 インド、マレー半島、熱帯アジア
耐寒温度 最低5℃
生育適温 18℃~25℃
管理上の注意 強健で暗所にもよく耐えるためインドアグリーンとして非常に人気がある。
他のシェフレラ属と同じく、観葉植物の中ではわりと寒さには強いほうなので、
屋内であれば問題なく越冬できるが、5℃以下の場所へ置くと低温障害が起きるので注意。
逆に暑さには弱く、真夏の締め切った室内などでは蒸れによる高温障害で葉が痛むことがある。
真夏に長期間外出する際は、戸外の日陰などに移動すること。
性質上、真っ直ぐ伸びず、曲がりやすいので大きく育ちすぎた場合は剪定を行うとよい。
今回は昨今大人気の観葉植物、ツピダンサスのご紹介です!
このツピダンサス、むかしは『ツピダンサス属』という分類だったんですが、
最近ではシェフレラ属に統合され、学名もシェフレラ・ピュックレリになったようです。
少し紛らわしいので、ここでは “ツピダンサス” でご紹介します。
やや大型のシェフレラといった様相のツピダンサスですが、他のシェフレラと同様に
中々真っ直ぐには伸びてくれません。(まったく真っ直ぐ伸びないわけではないですが)
やや傾いて成長する傾向があるため、その性質を利用して曲げた仕立てが多様に流通しています。
また、大きく成長するとややツル植物気味に伸びるそうなので、自分の中ではシェフレラよりも
アイビー(ヘデラ)っぽいのかな、という印象があります。
と、いうのもツピダンサスの花がなんだかアイビーの花に似ていたから。
このクラッカーボールみたいのがツピダンサスの花です。
こちらはつぼみの状態。
こちら、満開状態です。
花のまわりは蜜でベタベタしてます。
また、微かに香りがしました。臭い感じの匂いではなかったですね。
ちなみにアイビーの花はこんなんです。
画像は ヘデラ・アルボレスケンス
直立性で花が咲きやすいタイプのアイビーです。
そんなこんななツピダンサスですが、人気の秘密を勝手に分析してみました!!
ツピダンサス、人気の秘密その①!
光沢のある美しい葉
このように、非常に美しい葉っぱ・・。
まさに、『観葉植物』な訳です!
最近ではこのようなさらに美しい斑入りの品種も流通するようになりました。
こちらは 『ゴールデンキング』 という美品種!!
人気の秘密その②
耐陰性(暗い所に耐えるチカラ)が強い!
お部屋の角とか、多少暗い場所でも平気です!
人気の秘密その③
寒さにも強い!!
最低5℃はらくらく余裕!乾燥気味で管理すれば0℃越冬も可能!!(葉は傷みます)
人気の秘密その④
スタイリッシュな曲がりの仕立てが大人気!!
このスタイル、お部屋のどこでもあわせやすいですね!!
良いとこずくめなこのツピダンサスくんですが、弱点もあります・・・。
弱点①
カイガラムシがつきやすい・・・。
風通し悪い場所ではコナカイガラムシの発生がみられます。
また、春先は新芽にアブラムシが付くことも。
みつけたら即、殺虫!! 悪・即・斬の精神で駆除しましょう!
弱点②
高温・多湿に弱い・・・。
夏場、締め切った室内で管理すると葉や幹が蒸れて腐ってしまいます・・。
やはり風通し、大事です。
長期出張などで夏場外出される際は、いっそ外の日陰に避難してあげてください。
水切れには比較的強いので、出がけにたっぷり水を遣っておけば大丈夫です。
根っこの方も乾燥には耐えられますが、過剰に水をやると根腐れを起こしやすいので
水遣りのタイミングは表面の土が完全に乾いてからたっぷり与える方が良いですね!
上記の利点・弱点を参考に上手に管理をしてみてください。
現在ではミニ観葉サイズから2メートルを超えるような大型のサイズまで大小さまざま流通しています。
お部屋にあった大きさのツピダンサスをぜひ一度、育ててみてくださいね。
私は 5年ほど前 たまたま通りかかった花屋さんで Getしました。
名前 育て方, etc. 花屋さんも知らず…
でも 大きさ 幹の曲がり 葉がキレイなのが気に入りました。
目隠しになる木を探していたんで ちょうどイイ大きさなんで ずっとベランダでお世話してます。
暫くしてから ツピダンサスという木で 原産地がインドやと知りました。
冬も 元気いっぱいなんで 今もベランダでお世話してます。
Caliさま
ツピダンサスが戸外で越冬しているんですね!?
関東の環境下ではギリギリ越冬出来るか、という状態で
生き残っても葉痛みが激しく、とても鑑賞できません。
環境によって全然戸外越冬も出来てしまうというところが
また不思議ですね。
先日購入したツピタンサスの葉と幹が高温の蒸れで腐ってしまったようなのです…
その場合の対処法を教えて頂きたいのですが…
すごく気に入って購入したのでなんとかしたいのです…
どうぞ、宜しくお願いいたします。